クリスマスローズの伝説
冬に咲く花の一つにクリスマスローズがあります。クリスマスローズは冬の貴婦人や冬の宝石とも呼ばれ、美しい花を咲かせます。日本でも多くの方から愛されているクリスマスローズには、原種であるニゲルや交配されたオリエンタリス・ハイブリッドなどがあります。
日本ではオリエンタル・ハイブリッドもクリスマスローズの名称で呼ばれていますが、本来クリスマスローズとは原種のニゲルを指し、別名ヘレボロスとも呼ばれています。様々な種類があるクリスマスローズには、不思議な伝説があるのをご存知でしょうか。こちらではクリスマスローズの伝説を紹介いたします。
神話にも登場している
クリスマスローズはギリシャ神話に登場しています。ギリシャ神話ではティリュンス王のプロイトスが、女神ヘラの彫像を軽んじたことで、罰として娘たちに被害が及びます。プロイトスは、大切な娘たちを助けるために国土の3分の2を対価として、予言の力を持っている山羊飼いのメランプスと取引を行います。
メランプスはプライトスの娘たちに「クリスマスローズを食べた山羊の乳を飲ませて助けた」と言われているのです。
古くは薬にも使われていたクリスマスローズは、天気を予測するときにも使われ「予言の花」とも呼ばれています。
キリストと関わりが深い花
キリストが生誕した際にマデロンと呼ばれる少女が、聖母マリアにお祝いをしようと駆けつけましたが、貧しくて贈り物を用意できませんでした。贈り物が用意できず泣いた少女の涙が地面に落ちて、白い花(クリスマスローズ)が咲き、聖母マリアとキリストに捧げたという物語があります。様々な伝説と美しい呼び名を幾つも持つクリスマスローズを、暮らしの中に取り入れることで、楽しみが増えることでしょう。
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